「紙タバコ」・・文化と言うべきか?
後輩で陶芸家の「小割哲也」君が久しぶりに来店してくれました。
彼も建築家の大学院を出ながら、陶芸の世界に入り随分たちます。
現在は日展にも9年連続入選して立派に、「陶芸家」として生活していますが、
仕事を辞めて陶芸1本で生活をしていこうと決めたときの悩みや苦しみを思い出すと
嬉しい気持ちになります。
そんな彼が取り出したこれ
↑ 、何だと思います?
『紙煙草』です
今じゃー知っている人は少ない代物ですよね(勿論僕も初めて見ました)
彼の造る
「手びねりの陶器」にしても
「煙草」にしても
嗜好品です。文化の一つでもあります。
陶器だって一〇〇円均一の商品のほうが使い勝手はいいのかもしれません。
僕は毎日、彼の造った
徳利とぐい飲みを使って晩酌をしていますが(軽くですよ)
使い込むほどに味わいが出てきます。
便利や安価なことがもてはやされがちですが、こんな
侘び寂び(ワビサビ)
も大切ですよね。
彼が「紙煙草」にしたきっかけは、雑誌を見ていて「かっこいい」と思ったから、、
タバコの値上げで節約をしようと思ったからなんだそうですが、、。
わざわざ、いろんな種類の葉を手に入れて面倒くさい手間をかけて煙草を巻いて、、。
彼が煙草を巻いている姿に「ワビ・サビ」を感じました。
彼に小一時間ほど、「紙煙草」「パイプ」「煙管(キセル)」の魅力を聞かせていただきました。
まだまだ小生には心のゆとりがありませんが、彼の姿はどこか
カッコイーナー
と感じました。
勿論!タバコを推奨しているわけではありません。
時代と共に変化していくべき事柄もあるし、変化の仕方もあると思います。
なんだか嬉しい一日でした。
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